エウクレイデス 

エウクレイデス (前300頃) (英語名ユークリッド)はアレクサンドリアで活躍した数学者です。

彼は『原論』という著書を執筆しました。その内容は幾何学や比例論、整数論の定義や公準(公理)を示し、命題を証明していくというものです。彼の体系はユークリッド幾何学として受け継がれ、私たちが中学・高校の数学で学習する数学の公式の多くが本書に収録されています。

19世紀になると、ユークリッド幾何学が自明としてきた公準の一つを否定する幾何学が誕生しました。これを非ユークリッド幾何学と言い、三角形の内角の和が180度ではないような、ゆがんだ空間世界の図形を扱っています。


参考文献

『世界の名著 9』, 田村松平編, 中央公論社, 1972

中沢貞治『いろいろな幾何』, 共立出版, 1967


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最終更新日: 2022年12月16日

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カテゴリー: ギリシア