アナクレオン アナクレオン (前570-?)はアナトリア半島沿岸の町テオス出身の詩人です。 彼はサモスの僭主(独裁者)の支援を受けながら恋愛や酒、人生についての詩を唄いました。 恋愛については女性の魅力をたくみな比喩を用いて表現しています。 参考文献 『ギリシャ抒情詩選 : 附・ラテン抒情詩篇』, 呉茂一 訳, 岩波文庫, 1938 ←ピタゴラス ギリシア文化まとめに戻る ヘラクレイトス→
ピタゴラス ピタゴラス (前582-前497)はサモス島出身の哲学者・数学者です。 ピタゴラスはエジプトやバビロニア、ペルシアの神官の下で修行し、神々についての認識を深めたそうです。 後にピタゴラスは教団を結成し、厳しい戒律を課しながら集団で数についての研究を行います。 彼はこの世界は数によって調和が保たれており、数学により理想の音楽や宇宙について現すことができると信じていました。 現代のサモス島 参考文献 ディオゲネス『ギリシア哲学者列伝 下』加来彰俊 訳, 岩波文庫, 1984 ←サッフォー ギリシア文化まとめに戻る アナクレオン→