プラクシテレス (前330頃- ?) はアテネ出身の彫刻家です。ギリシア神話の神々の彫像(主に若い神々の裸体)を制作しました。
彼の彫刻は現在でも多く見ることができますが、彼のオリジナルの作品だとはっきりわかっているものはないそうです。
現在見ることのできるレプリカからでも、彫刻とは思えないほど人間の質感を表現されていることを感じることができます。
当時クニドス島の住民がプラクシテレスからヴィーナス像を購入し島に置くと、その美しさから見物する人が絶えなかったそうです。
参考文献
Percy Gardner (1911). “Praxiteles”. In Chisholm, Hugh (ed.). Encyclopædia Britannica. Vol. 22 (11th ed.). Cambridge University Press. pp. 255–256.
富永惣一『ギリシアの彫刻』, 美術出版社, 1951
最終更新日: 2022年12月15日