デモクリトス

デモクリトス (前460頃-前370頃) はギリシア北部のアブデラ出身の哲学者です。

彼はピタゴラス派の影響を受ける、神官たちのもとで幾何学を学ぼうとしてエジプトへ旅行したり、ペルシアやさらにその東方にも訪れたりしたそうです。

彼は多くの学問分野で著作をしましたが、その大部分は消失しています。

デモクリトスの唱える学説は、万有全体の始元は原子と空虚であるというものです。ここでいう原子とは、それ以上分割することのできない最小のもので、それが空虚の中で動き真っわっているというものであり、現代の原子(H、He など)とは意味が異なります。


参考文献

ディオゲネス『ギリシア哲学者列伝 下』加来彰俊 訳, 岩波文庫, 1984


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最終更新日: 2022年12月15日

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カテゴリー: ギリシア