リウィウス

リウィウス (前59-後17)は北イタリアのパタウィウム(現パドヴァ)出身の作家です。

彼が活動していた時代のローマはアウグストゥス帝の元で平和を享受しており、リウィウスもアウグストゥス帝の庇護を受け文芸活動に勤しむことができました。

リウィウスが人生をかけて執筆した作品が『ローマ建国史』です。この作品は紀元前8世紀になされたと言われているローマ建設の伝説から、アウグストゥスが元首になって少し経った紀元前10年頃までの歴史をまとめた全142巻の大長編です。残念ながら現在は前半の一部分しか残っていません。

パドヴァ
現代のパタウィウム(パドヴァ)

参考文献

『ギリシア=ラテン講座 第2部 第3巻』プラトンアリストテレス学会 編, 鉄塔書院, 1932

リウィウス『ローマ建国以来の歴史1 伝承から歴史へ(1) 西洋古典叢書』岩谷智 訳, 京都大学学術出版会,2008年


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最終更新日: 2023年1月1日

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カテゴリー: ローマ